埠頭検査
埠頭検査による海鳥安全措置のモニタリング検証について学びましょう。

船舶が入港し乗船可能な時に、船内に海鳥安全措置(夜間投縄以外)があるか確認することができます。

同時に、枝縄用の錘やトリラインの素材や設計仕様を確認することもできます。しかし、これらの措置が操業中に実施されているか、もしくは装置が正しく使用されているかを確認することはできません。

トリラインが使用されているかは、トリラインの状態や保管場所を確認することである程度わかります。

港内アクセス、安全衛生

船舶へのアクセスを得るためには一連の許可申請手続きが必要です。これは港によって異なる場合があります。

推奨最小要件

  • 評価期間中、船舶検査は最低でも年に1度行うこと
  • すべての海鳥安全措置の装置を検査すること

役に立つ機器

巻尺、計り、カメラ

確認事項

トリライン

  • トリラインの吹き流しが、餌の付いた鈎針の上に垂れるように調節できるトリポールがあるか
  • トリライン設置点の喫水線からの高さ
  • トリラインの長さ
  • 吹き流しの数、最長の吹き流しの長さ、間隔、吹き流しの素材
  • 水中ドラグ部分があるか、またその素材
  • 船内に予備の鳥脅しラインがあるか

鳥脅しラインについて詳しくはこちら

加重枝縄

  • 錘の種類(鉛スイベル、加重鈎針、スライド式錘、二重錘)
  • 鈎針に最も近い錘の質量
  • 鈎針と錘の距離
  • 錘の付いた枝縄の割合
  • 船内に予備の錘があるか

加重枝縄について詳しくはこちら

鈎針被覆装置(フックポッド)

  • メーカー名
  • すべての枝縄に鈎針被覆装置が付いているか
  • 船内に予備の鈎針被覆装置があるか

鈎針被覆装置について詳しくはこちら

水中投餌機

  • メーカー名
  • 保守記録
  • 制御ユニットにより収集された、機器の使用と水深設定を示すデータ

水中投餌機について詳しくはこちら