Image: Kieran Lawton | Creative Commons
Underwater bait-setter on fishing boat.
水中投餌機
海鳥安全措置の水中投餌機について学びましょう。

漁業への影響

なし

費用

水中投餌機の購入、設置、乗組員の訓練にかかる費用は約31,000米ドルです。年間保守費は約2,500米ドルです。水中投餌機は部品を交換することで無期限に利用できます。保証期間は10年です。

効果

水中投餌機は海鳥の捕獲を95%以上削減します。水中投餌機の効果の信頼性(科学的証拠)は良好です。

水中投餌機の仕組み

水中投餌機は餌の付いた鈎針を海鳥の視界に入らないように、また海鳥が届かないようにします。餌の付いた鈎針をカプセルに入れ、そのカプセルを水中に放出し、下方に送ります。カプセルが最深部に到達すると、水圧でカプセル底部にあるバネ式の扉が開き、餌が流れ出ます。放出深度を調整できるため、アホウドリやミズナギドリの届かない水深に餌の付いた鈎針を放つことができます。

推奨最低仕様

  • 水深5mに届くまで、餌の付いた鈎針をカプセル内に収めておくこと
  • 加重枝縄の仕様も満たすこと

調達先

水中投餌機はSkadia Technologiesが販売しています。

ケーススタディ

水中投餌機は、ウルグアイ、オーストラリア、ニュージーランドで使用されています。この機器を利用したニュージーランドの船長は、餌が見えないので海鳥は漁船を追わなくなったと報告しています。

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