Image: Becky Ingram | ©
The crew of a fishing vessel work at night time.
夜間投縄
海鳥安全措置の夜間投縄について学びましょう。

効果

夜間投縄は海鳥の捕獲率を40%‐80%削減できます。

効果は、当該海域にいる海鳥の種類及び月明かりの量によって異なります。一部の海鳥は夜間に活動し、満月の時期には海鳥の捕獲が増加します。加重枝縄 及び トリライン などの追加措置により、夜間投縄の弱点に対処することができます。夜間投縄の効果の信頼性(科学的証拠)は非常に良好です。

漁獲への影響

漁獲への影響は、対象魚種及び魚のいる水深と鈎針の設置水深の相対的な位置によって異なります。

夜間投縄の作用

ほどんとの種類の海鳥は夜間にあまり活動しないため、暗い時間帯に投縄を行うことで、海鳥が餌を見つけて鈎針に掛かってしまう確率が下がります。

推奨最低仕様

多くの海鳥は日の出と日の入りに摂餌します。夜間投縄が効果的であるためには、航海薄暮後に投縄、薄明前に揚縄を行う必要があります。

Suncalc は、世界中の日の出、日の入り時間の情報を提供するオンラインツールです。

ケーススタディ

ハワイのメカジキ漁業者は夜間投縄を実施しています。日の入り1時間後に投縄を開始し、夜半過ぎに終了します。この漁業ではメカジキが表層に近づく時間帯に合わせて浅瀬漁を行っています。夜間投縄が海鳥の捕獲削減に非常に効果的であることが示されています。

さらなる情報

[浮きはえ縄漁業における海鳥混獲の防止:夜間投縄ファクトシート‐アホウドリ類とミズナギドリ類の保全に関する協定](英語) (PDF, 1630K)