夜間投縄の作用
ほどんとの種類の海鳥は夜間にあまり活動しないため、暗い時間帯に投縄を行うことで、海鳥が餌を見つけて鈎針に掛かってしまう確率が下がります。
推奨最低仕様
多くの海鳥は日の出と日の入りに摂餌します。夜間投縄が効果的であるためには、航海薄暮後に投縄、薄明前に揚縄を行う必要があります。
Suncalc は、世界中の日の出、日の入り時間の情報を提供するオンラインツールです。
ケーススタディ
ハワイのメカジキ漁業者は夜間投縄を実施しています。日の入り1時間後に投縄を開始し、夜半過ぎに終了します。この漁業ではメカジキが表層に近づく時間帯に合わせて浅瀬漁を行っています。夜間投縄が海鳥の捕獲削減に非常に効果的であることが示されています。
さらなる情報
[浮きはえ縄漁業における海鳥混獲の防止:夜間投縄ファクトシート‐アホウドリ類とミズナギドリ類の保全に関する協定](英語) (PDF, 1630K)