鈎覆い装置(フックポッド)
海鳥安全措置の鈎覆い装置(フックポッド)について学びましょう。

漁獲への影響

なし

費用

フックポッドの費用は1個あたり約10‐12米ドルです。継続的な費用の目安として、フックポッドは1回の使用で約1%(100個あたり1個)失われます。

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フックポッドの写真 [フックポッド

効果

フックポッドは投縄時における海鳥の捕獲率を95%以上削減します。この効果の信頼性(科学的証拠)は高いです。

鈎覆い装置(フックポッド)の仕組み

鈎覆い装置(フックポッド)は、鈎針先端のかえし部分を覆うことで投縄中に海鳥が掛からないようにします。鈎針が水中に沈むと装置が開いて鈎針が放されます。

推奨最低仕様

装置を開く前に:

  • 10m以上沈めること
  • 縄に少なくとも10分間装着しておくこと

鈎針被覆装置には[加重枝縄]に使用される同じ重量の錘が必要です。

圧力部に入った水を取り除くため、フックポッドを閉じて保管する前にしっかり振ります。

2種類のフックポッドがあります。

  • 集魚灯が内蔵されたLED付フックポッド
  • LEDの付いてないミニフックポッド

絡みを防ぐためマットやカーペットの使用

枝縄を鉢の中に収納する際に、各枝縄の間にマットなどの層を挟むとフックポッドが絡まないと漁業者たちは確認しています。

ケーススタディ

14隻のニュージーランドのマグロ船がフックポッドを使用し始めました。乗組員はすぐにフックポッドの使用に慣れました。